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2012年 06月 10日
『ロミオ&ジュリエット』大千秋楽 @シアターBRAVA しっかりと見届けて来ました。 これで最後ということもあってか、舞台も客席も今まで以上にハイテンション。特にキムラ緑子さんが炸裂してました。1幕はこれでもかと笑わせていただき、だから余計に1幕終わりから2幕へと続く悲劇がより際立つわけですが。 GWに赤坂で3回観て約1ヶ月後の6月に大阪に来てからは今日を含めて4回通い、これが初舞台の佐藤健を見てきて、それはそれは楽しませてもらいましたよ。 もともと才能ある人だとは思っていたけれど、人間とはこんな風に成長し進化するものなのかと正直驚いています。 もちろんまだまだ足りない所、未熟な所もあるけれどそれを補って余りある魅力と可能性を感じさせる役者です。やっぱりこの人の声がいい。少し甘めで特徴のある声ですね。それに思っていたよりも滑舌がよくて、シェイクスピアの長くて回りくどくなりがちな台詞も聞いているのが苦にならない。早口になる所でも全てきちんと聞き取れる。これって役者全員ができているわけではないのだと、今回の舞台で分かりました。これが一番ポイント高かったかも。 そんな姿を目の当たりにするだけでも楽しいのに、このカンパニーのチームワークの良さがより舞台を楽しいものにしてくれていました。百戦錬磨のベテラン陣とまだまだ経験の浅い若い俳優達の取り合わせが思いの外よくて、そういうものって雰囲気とか空気で伝わるものですね。 5回あったカーテンコールの最後にまず登場したロミオとジュリエットが熱い抱擁、続いて出て来たベンヴォーリオがそんな2人に抱きつき、そしてロレンス神父、あとから出てくる皆がさらに抱きついていって最後は全員でおしくらまんじゅうのような団子状態に。なんだこのカーテンコール(笑) これを見れただけでも、今日のチケットを取っておいてよかったと思えました。 思い返すとニヤニヤしてしまう~ とにもかくにも初舞台、初座長お疲れ様でした。 舞台が終わってしまったのは淋しいけれどこれからの彼の活躍がますます楽しみになりました。 ちなみに今日のタイトルは劇中の(というか翻訳どおりですが)ロミオの台詞。 ジュリエットが仮死状態とは知らずにロミオが毒をあおってしまうなんとも悲惨な場面から(汗) そして前の記事のタイトルもちょっとアレンジして使わせていただきました。 (バルコニーの場面の『100万回のごきげんよう!』byジュリエット) 中学生の時に読みかけて挫折したロミオとジュリエットを今更ながら読んでいるので軽くロミジュリかぶれになっているところです。単純です。
by kotaro_27149
| 2012-06-10 23:21
| 舞台
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