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2007年 01月 21日
「ジャスミンの花開く」 (2004年 中国/129分) 原題:茉莉花開 監督:候咏(ホウ・ヨン) 脚本:候咏(ホウ・ヨン)、張弦(チャン・シーエン) 原作:蘇童(スー・トン) 出演:章子怡(チャン・ツーイー)、陳沖(ジョアン・チェン)、姜文(チアン・ウエン)、劉[火華](リウ・イエ)、陸毅(ルー・イー) 【あらすじ】 1930年。映画スターを夢みる18歳の少女、茉/モー(チャン・ツーイー)。小さな写真館を営む母(ジョアン・チェン)と2人暮らしの彼女は、映画会社の孟/モン社長(チアン・ウエン)に見初められ、新進女優として華やかな世界へとその一歩を踏み出すが…。1950年。茉の娘、莉/リーは、労働者階級の青年、偉/ジェ(ルー・イー)に一目惚れし、なかば強引に結婚して家を出るのだが…。1980年。莉の娘、花/ホアは、姿を消した莉に代わり、祖母の茉に育てられ美しい女性へと成長する。茉の反対を押し切り、地方の大学に合格した青年、杜/トウ(リウ・イエ)と結婚した花だったが、夫は長期休暇になってもなかなか帰ってこようとしなかった…。(allcinema onlineより) 【感想】 1930年代から80年代にかけて、激動の時代を強く生きた女性の姿を3代にわたって描いた映画・・・という言い方をするとものすごく波乱万丈な大河ドラマみたいですが、そんなに壮大というわけでもなかったです。 時代は確かに波乱万丈な時だったけど肝心の物語はむしろこぢんまりしていました。 けっこう気がきつい割には世間知らずなせいかツメが甘く、男運の悪い茉、莉、花の3人(全部チャン・ツーイー)がどうも似たような印象に感じられて、この先何世代続いていってもきっと同じようなことやってるんだろうな~と思えて途中から退屈してしまいました。親子だから似ていてもしょうがないのか?いやいや3者3様の生き様を見せてほしかったです。 原作の小説もこんな感じなんでしょうか。なんと言いますか、女である私から見ても彼女(たち)にはさっぱり共感も同情もできないんです。 ツーイーはずっと出ずっぱりでチャイナドレス姿あり、おさげ髪にメガネなんていう萌え(笑)な姿も見られるので彼女のファンなら楽しいのかもしれないけど。 茉の母親役を演じたジョアン・チェンが中年以降の茉を演じるという点は面白かったですね。 貫禄充分で確固たる彼女の存在感のおかげでかろうじて最後まで観られたようなもんです。(「色、戒」ではトニーの奥さん役!う~ん楽しみです) リウ・イエ君に至ってはいったい何のために出てきたのか、しかもこんな役・・・なんでこの映画に出ようと思ったんでしょうかねえ。 2007年1月13日:パルシネマしんこうえん
by kotaro_27149
| 2007-01-21 00:32
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